投資信託を購入する際、必ず選ばなければならないのが「分配金受取コース」か「再投資コース」かという選択です。
「お小遣い感覚で現金が欲しいから受取にしようかな」と安易に決めてしまうと、将来の資産形成に大きな差が出てしまいます。
結論から言えば、資産を効率よく増やしたいなら「再投資」一択です。しかし、状況によっては「受取」が有利になるケースもあります。
本記事では、両者の違いを徹底比較し、新NISAでの戦略も含めて分かりやすく解説します。
| 項目 | 分配金受取コース | 再投資コース |
|---|---|---|
| 現金化のタイミング | 決算ごと(毎月・年1回など) | 解約(売却)した時のみ |
| 複利効果 | 低い | 非常に高い |
| 主な目的 | 現在のキャッシュフロー改善 | 将来に向けた資産形成 |
| 税金 | 受け取るたびに課税 | 再投資時は課税されない(※) |
1. 「再投資」が圧倒的にお得と言われる理由:複利の力
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだのが、複利(ふくり)です。
再投資コースとは、運用で得られた利益をそのまま元本に組み入れて、さらに運用を続ける仕組みのこと。
雪だるま式に増える資産
例えば、100万円を年利5%で運用したとします。
- 受取(単利的な動き): 毎年5万円を受け取り続け、元本は100万円のまま。20年後の合計は200万円(元本100万+利益100万)。
- 再投資(複利): 1年目の利益5万円を元本に加え、2年目は105万円で運用。20年後には約265万円にまで膨らみます。
その差はなんと65万円! 元本が大きく、期間が長くなるほど、この差は絶望的なまでに広がります。
2. 分配金受取のメリットと「意外な落とし穴」
「受取」を選ぶ最大のメリットは、定期的に現金が手に入ることです。心理的な安心感や、生活費の足しにできる点は魅力的です。
投資信託の分配金には、運用の利益から出る「普通分配金」と、元本を取り崩して支払われる「元本払戻金(特別分配金)」があります。
元本払戻金は、単に自分の預金を切り崩しているだけ。資産を増やしたい人にとっては、運用の効率を著しく下げる原因となります。
受取が向いている人
- 既に十分な資産があり、運用益を生活費として使いたいリタイア層
- 「不労所得」を実感することで投資のモチベーションを維持したい人
- 下落相場でも現金を受け取ることで心の平安を保ちたい人
3. 新NISAでは「再投資」がさらに有利な理由
2024年から始まった新NISA制度では、再投資の優位性がさらに高まりました。
通常、特定口座(課税口座)で分配金を受け取ると、約20%の税金が引かれます。再投資をする際も、一度税金を引かれた後の金額で買い付けるため、効率が落ちます。
NISA口座内であれば、分配金に税金がかかりません。利益がそのまま全額再投資に回るため、非課税メリットを最大限に活かした「超・複利運用」が可能になります。
4. どっちを選ぶべき?フローチャートで診断
✅ 20代〜50代の現役世代
✅ 10年以上の長期投資を予定している
✅ 老後資金や教育資金を作りたい
✅ 効率重視!1円でも多く増やしたい
✅ 年金プラスアルファの収入が欲しい
✅ 資産を「増やすフェーズ」から「使うフェーズ」に移った
✅ 投資の成果をこまめに実感したい
5. 失敗しないネット証券の選び方
「再投資」を自動で行ってくれる設定や、分配金が出ない(ファンド内で効率よく再投資する)「インデックスファンド」を豊富に扱っているネット証券を選ぶことが、成功への近道です。
まずは「松井証券」で資産形成の第一歩を
「再投資の設定はどうすればいい?」「どの銘柄が複利効果が高い?」
そんな悩みも、松井証券なら専門スタッフに電話で相談しながら進められます。
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まとめ:迷ったら「再投資」で未来の自分にプレゼントを
投資信託の分配金は、今すぐ使う予定がないのであれば「再投資」にするのが、資産最大化のための鉄則です。
「今のお小遣い」よりも「将来の大きな自由」を選び、複利の波に乗りましょう。設定は後から変更することも可能ですが、最初の一歩を正しく踏み出すことが、10年後の笑顔に繋がります。